どうも。トマト大好き近所です(´・ω・`)
薄くスライスして塩振って食べるのがマイブーム。苗買って育てた方が安いんじゃないか?!って計画は無事実が付く前に枯らしました。
・・・乾燥に強いトマトを枯らすってある意味才能やぞ
さて、今回は田舎ならではかも知れないネタ。
まだ食べるには早そうな青々しいトマトを早く赤くおいしそうなトマトにする「追熟」と言う実験です!
「追熟」とは
「追熟」は収穫後にさらに熟成させて甘さやうま味をアップさせる事。
あまりなじみの無い言葉ですが、買った後しばらくするとバナナが真っ黒になるのと同じ現象です。
バナナも収穫時にはまだ熟していない状態で収穫し、出荷~店頭陳列の間に熟してあの味になってます。
植物は身を鳥などの動物に食べてもらい、種子を運んでもらうために、最初はあまりおいしくない状態で生育して、種子が成長してから実を美味しくしていきます。
種子が未熟な状態で食べられてしまうと元も子もない為、このような作りになっています。
どんな果物でもそういうわけではなく、桃・バナナ・トマト・メロンなど一部の品種が追熟できる果物。
逆に、ミカンやイチゴ、ブドウなどは追熟はせず採れたてが美味しいので○○狩りが多い品種でもあります。
トマト×リンゴでお手軽な追熟の方法とは
トマトの一番お手軽で簡単な方法はリンゴとか関係なく「常温で置いておく」と言う方法。
要するに放置しておけばイイという事です。
冷蔵庫に入れてしまうと追熟できませんので、あくまでも「常温」であると言う事が大事。
しかし、この方法だとこれからの季節は気温が低く常温すらも厳しくなります(常温=15℃前後)
もちろん時間を掛ければその内赤くはなりますが、時間を掛け過ぎると水分が抜けて、みずみずしさの無いトマトになってしまいます。
そこで時間を掛けずに促進する方法が「リンゴと一緒に密封する」と言う方法。
リンゴは追熟に必要なエチレンを多量に放出します。他にもメロン・アボカド・西洋梨も放出するんですが、一般的に手に入りやすく、お手軽に食べられるのがリンゴですので一番適しているかと思います。
難しい事は一切なくレジ袋などにトマトとリンゴを一緒に入れて封をするだけです。
そうするとリンゴが放出したエチレンの効果で追熟がかなり早く促進されます。
これも冷蔵庫ではなく室温で置いておくだけです。
ただし注意点としてリンゴはエチレンを放出しますが、リンゴ自体もエチレンで追熟します。
普通に置いておく場合と異なり、袋の中でエチレンが充満するのでかなり早く熟します。
置きすぎると熟し過ぎて老化現象が始まり、スカスカの味気ないリンゴになってしまいます。
実はジャガイモの保存には好相性!!
こうやってみるとエチレンってかなりイイやつ?
と見えそうですが、どちらかと言うと芽や花の成長を止めてしまったり、促進し過ぎて老化させてしまう物として厄介者の側面が強い植物ホルモンの一種です。
ほっといても熟すのが早いバナナの横に置くとあっという間に真っ黒になるため、保管場所には注意が必要です。
追熟はまさにその現象を逆手に取った保管方法。
また、ジャガイモと一緒にリンゴを入れると芽が出る成長を止めて保存期間を長くできると言う、これまたエチレンの特徴を逆手に取った保存方法もあります。
これはエチレンの芽や花の成長を阻害すると言う特徴を活かしたものなので他の野菜の保存に使えるわけではありません・・・。
ジャガイモを箱で貰ったときとか便利です
・・・世間一般的にそんな経験する人の方が少ないだろうよ
リンゴ×トマトで追熟実験!
地域のスーパーでまだ青々しい傷物トマトがたっぷり入って250円と言う破格だったので買いました。
ついでにリンゴも3個で250円だったので買いました。
お前・・・一人暮らしよな?
最悪リンゴでスイーツとか作るからへーきへーき。
とりあえずレジ袋にリンゴ1個とトマトを入れて軽く口を結んで、キッチンに放置しておきます。
※写真はリンゴ2個入ってますが1個で十分です。あとトマトの配置がバラバラでちょっと見にくい・・・
追熟前がコチラ
お世辞にも赤いおいしそうなトマトとは言えない青さですね
1日後がコチラ
この時点でかなり青みは薄れて赤く色づき始めてます
2日後がコチラ
一番大きいのはまだまだですが、他のトマトはまぁまぁ染まってるかと思います。
家に昼間誰もいない上に夜も一人ですからこたつ布団かぶって生活してるため、部屋は基本的に寒々としてるのでちょっと遅い方かな・・・?
な、泣いてなんか・・・ないんだからね・・・
時期的には気温が高い方が追熟しやすいのでチェックは必ず行い、良い感じに赤くなったらすぐにリンゴと離して冷蔵庫に保管しましょう。
こうすることで追熟はストップ出来ますが、早めに食べた方がおいしいのは間違いないでしょう・・・。
今回は生活にちょっと役立つかもしれない情報でした!