トリビアの泉

Web担当者が解説する迷惑メールの仕組みと対策

どうも。最近迷惑メールが届きまくる近所です(´・ω・`)

鬱陶しいですよね。迷惑メール

画像のはなりすましメールタイプの迷惑メールですね。

ぶっちゃけこのご時世に引っかかる人いるんかな?
とは思うんですが、いまだに減らないという事は
少なからず利益(…って言っていいのか?)があるってことなんでしょう。

 

英語すら話せない近所が
ロイズ銀行の口座開設なんて出来るはずもないし、
残高お知らせされても入ってる訳もないし。

 

ちなみにロイズ銀行は存在します。

これはこれで違う意味でヤバくないか?(´・ω・`)

まぁ…偽のロイズ銀行さんは

ご丁寧に送ってくれてるけど開設もしてないし預けてないから

クリックする要素が無い

そんな訳で今回は迷惑メールだけじゃなく
普通のお店でもメルマガ登録!が多い理由を
分かりやすく説明しようと思います。

 


迷惑メールの変遷

初期の頃はムフフ系とか一攫千金系が多く
途中で面白系に変わり
最近はアドレス変えましたや重要なお知らせが多くなっています。

初期は警戒心も少なく大人の男たちはもちろん
中高生もムッハ――(゚∀゚)――!!な顔つきで
意気揚々クリックしてしまうものでした。

クリックして会員登録されましたので
会費払うか解約金払えよ?
と言う表示が出てトラブルが多発し

見るからにヤバい物は開かないが
鉄則になったので次はいかにしてメールを見てもらうか
が主流に変わってきました。

そこで登場したのが
「夫がオオアリクイに・・・」
「信じられないかも知れませんが、私はチンパンジーです。」
と言う件名で( ゚Д゚)は?と思わせて開かせて
続きはwebで!なものに。

しかし今度は怪しいドメインはブロック!が主流になったので
●●@i.softbankなどのキャリアアドレスになりすまして
お届けしてくるだとか

@nrakutenにして「rakutenを含む」を受信する設定の人を
狙い撃ちとかで色々あの手この手を使ってきます。

 

 

スポンサーリンク

簡単に出来る?ドメイン偽装

先ほどのi.softbankですがあれはホントに
ソフトバンクのi-phoneから送信してることは
99.99%無いでしょう。

パソコンなどから送信先を適当なアドレスに偽って
送信している…と思ってください。

ココ詳しくやると専門的過ぎるのでゆるーく行きます。

送信者アドレスって実はめちゃ簡単に弄れるので
やろうと思えば誰でもできますが、そういった操作をしたメールは

届かなくなってることが多数。

郵便物の住所と同じで近所が誰かにハガキを出すのに
送り主の住所欄に

東京都千代田区永田町1丁目7ー1 と書いても
おそらくスルーされて届くでしょう。

ウソの住所書いたところでポストに入ってれば
チェックの方法が無く止める決定的根拠がないですからね。
(※さっきのは国会議事堂の住所なので場合によっては止められるかも)

こんな感じで送信者アドレスは送信する人の
申告制となっているのでいくらでも偽装できます。

 

けしからん!規制はまだか!

あ・・・うん。規制・・・されてるんですよね。実は。
田舎の国道の速度制限クラスに守られてないけど。

差出人を偽装したメールの送信は法律で禁止されていますが
アドレスはほぼ無限に作り出せるので
本気でそういう対策を作り出さない限り無意味です。

一応現在なりすましで送ってきている物は
全て拒否するなどの仕組みの開発が進みつつあります。

 

スポンサーリンク

企業も含めメルマガが無くならない理由

企業努力のメルマガと迷惑メール一緒にするのは
おこがましいですが理由は一緒です。

 

投資費用が少なくて効果抜群だから

昔はDMでの案内が多数を占めてましたが
通常ハガキだと1通50円掛かります。

ところがメルマガは1通0.06円とかで済みます。
内容にも左右されますが1通50円掛かるのは
あり得ないと言える金額です。

同じ10万通送ったとしたら
ハガキは5千万円、メルマガは6,000円です。
ハガキ10万通とか軽い嫌がらせですが。

メルマガはかけるコストは少なく
多くの人にバラまけると言うとてつもないメリットがあります。

ちなみに開封率は一般的に5~20%と言われます。
この率にえらく幅があるのは、

テキスト(文字だけ)形式だと
開いただけでは分かりませんが
HTML(画像入り)だと開いたら分かるから。

 

テキストメールはクリックされれば開いたかが確認できます。

 

あとセミナー的なもので絶対見たい!と言うメルマガと
お店からのセールのお知らせみたいに
興味が出たら見るわ。タイプがあるからです。

でも6,000円で大体1万人に知ってもらえたと考えれば
ものすごい費用対効果です。

迷惑メールの方が
そこまでやってるかは分かりませんが

企業のメルマガであればそういうのは大切なデータ。
開封率だけじゃなくクリック率とかも計測しています。

逆にスーパーなどはDMを続けていますが
DMは見やすさと情報量が桁違いで
物としてあると印象が残りやすいですから。

ハウスカード持ちの人に送る場合が多いので
見て来てもらえる確率が非常に高いです。

 

どうやってアドレス知ったんだ!


1:普通に販売されてます。(´・ω・`)

どうにかこうにか手に入れているアドレスリストを
販売してる業者がいます。

どこでどう洩れてるか盗まれてるか分からないので
メルマガ登録にはそれなりのリスクがあります。

 

2:数うちゃあたる

happy-life-happy-home-tamahome@sample.ya.de
↑存在しないアドレスです

見ての通り某ホームのキャッチコピー。

こんな風に英単語を並べるタイプのアドレスは
適当に並べてれば当たる可能性があります。

古典的で膨大な試送がいりますが当たれば儲けもの。

 

真っ当な企業はちゃんと登録フォームがあって
そこに登録してくれた方に送ってますが

迷惑メールはやはり買ってるのではないでしょうか。

 

スポンサーリンク

迷惑メールの対策はコレだ!

A、無い(´・ω・`)

極力減らす方法として受信したいメールアドレスだけ
受信可に設定し他はメールを一切拒否する方法。

企業だけでなく友達全員の登録をしないといけない上に
誰かがアドレスを変えても届かないことに。

またなりすましメールで万が一知り合いのアドレスを
使われてた場合無力どころか信用してしまい危険。

最近の迷惑メールはなりすましが主流なので
ドメイン拒否するとキャリアメールが一切届かなくなり、
アドレス丸々拒否っても@より前は自由自在なので
効果なしとなっております(´・ω・`)

ちなみに検索で良く書かれてる
なりすまし対策を高にする・・・は
しないよりマシ程度で割とザルです。
(※最近5通近く来てます。全てi.softbank)

 

迷惑メールが来るからアドレス変えるのは
一時しのぎにしかならないので
一番の対策はスルーして開封せずに葬る。

一矢報いるなら迷惑メール報告(コレ…効果あるのか?)
究極は「どこにも登録しない」が一番の対策ですね。

 

迷惑メールに返信してみた

相当昔の話ですが返信したらどうなるんだろう?
と思ってやってみました。

返信したのは名前書かずにアドレス変えたよ~って
やるタイプの迷惑メール

最初はテンプレが返ってきてまして、
途中から中の人が登場しました。
※自動返信と分かったので絵文字1個とか送ってたら普通の返事が来ました。

その後も運命的な出会いだね!とか言って
すごーくテンソンの高いお相手でしたが

ある程度したら
「パケ代ヤバいからここなら会話無料だからコッチでしよ!」

と出会い系と思われるサイトへのお誘い
キタ――(゚∀゚)――!!

面倒だとか、そっちの方がパケ代かかるやん?とかで
毎回送って来るURLをクリックせずスルーしてたら

*「もういい。メンドクサイ男嫌い。サヨナラ。」

とブチ切れられました。(´・ω・`)ショボン

からかわれてるのに感づいたのか
はたまたコイツは用なしと思ったのか・・・

あまりのテンションの変わりっぷりと
キレッキレのカタコトに笑ってしまった。

なおこのちょっと前から怒涛の迷惑メールの嵐。
5分に1通は届くレベルで本気で迷惑でした。

返信するとこのアドレスは生きていると教える上に
(カモとして)脈ありだ!となるので
とてつもない量が届きます。

今同じことするか?と言われたら絶対しません。

 今だと最初から最後まで全部テンプレで自動送信かもですね。

スポンサーリンク

まとめ

・迷惑メールは今はなりすましが主流

・なりすましはやろうと思えば簡単に出来る

・メールは低コストな広告ツール

・アドレスは普通に売られてる

・一番の対策無視して開封せず消す

・構う(からかう)と大変なことになる

 

Web担当者系記事 

kinjyo8835.com

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA